生きる力を応援します

高松市立みんなの病院

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生理検査

生理検査は患者様の身体情報を直接検査する部門です。心電図検査をはじめ、肺機能検査、各種エコー検査(心臓、頚動脈など)、脳波検査、筋電図検査、誘発電位検査、聴力検査などを行っています。

生理検査のある方は24生理検査受付へ基本カードを提出してください。

心電図

手・足・胸に電極をつけ12誘導心電図をとります。
必要に応じて、負荷心電図、ホルター心電図、心臓超音波(心エコー)の検査が行われます。
「負荷心電図」は急な変化に対する薬や装置を備えた場所で、運動負荷をかけます。運動の前後や途中の心電図を比較することで、病気の有無や治療経過を判断します。

ホルター心電図

24時間心電図を記録し、日常の生活の中での心臓の状態を見る検査です。
長時間にわたって心電図が記録できるので、不整脈や狭心症の発作時の心電図を捉えることができ、診断に役立ちます。

呼吸機能検査

肺機能の状態を調べる検査で、喘息、肺気腫の診断や手術時の麻酔をかける場合の術前検査として行われます。
当院には3種類の肺機能を検査する機械があります。

1.ボディボックス
右のようなボックスに入ってもらい検査を行います。
鼻をクリップでつまんで、直径1.5cmほどの筒をくわえて、口だけで吸ったり吐いたりします。
この機械では気道抵抗、機能的残気量、肺活量(VC)、努力性肺活量(FVC)を測定します。

2.IOS
呼吸抵抗を測定するために使用する機械です。
安静呼吸のみで抵抗部位の判別や呼吸抵抗に関わる粘性、慣性、弾性抵抗を分けて解析することができ、努力を必要とせず気道のどの部分がどの程度閉塞しているかを知ることができます。
耳鼻科では鼻腔通気度検査にも使用しています。

3.スパイロメーター
肺活量や努力性肺活量また、肺拡散能力、機能的残気量を測定する機械です。

近年、肺機能が低下し、呼吸することが困難になるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)が増えています。
COPDの別名は「たばこ病」です。喫煙の習慣が主な原因となっています。 患者の90%以上は喫煙者ですが、受動喫煙(間接喫煙)によって非喫煙者もCOPDのような呼吸器疾患にかかりやすく、呼吸機能が低下することがわかっています。

COPD初期の段階では咳・痰・息切れなどの症状を自覚しにくいため、早期診断には呼吸機能検査が不可欠です。今は問題なくても肺の健康に関するリスクを知ることは大切です。
呼吸機能を年齢という身近な指標を用いることで、自分の肺の健康状態を肺年齢として実感し、普段は意識しない肺の状態を断続的にチェックすることが大切です。当院のドックでは肺年齢の提示を行っています。

PSG(睡眠時無呼吸症候群)検査

PSGは睡眠時無呼吸症候群の診断に役立つ検査です。いびきや睡眠中の呼吸停止、日中の眠気などが特徴的な症状です。

ABI検査(動脈硬化の検査)

ABIは、動脈の閉塞状況を調べる検査です。
動脈に狭窄や閉塞がある場合、足首の血圧は低下します。動脈硬化の原因に加齢、高血圧、高脂血症、糖尿病、たばこ、ストレス、更年期(女性ホルモン低下)などがあります。
検査時間は5~10分程度です。血圧や食生活などに不安のある人は、ぜひ検査を受けてみてはいかがですか?

頚動脈エコー検査

頚動脈エコーはここ数年急速に注目を集めている検査の一つです。頚動脈はより表在に近い血管で、直接頭につながる血管ということから脳血管とも関連が深く大変意義の高い検査です。プラークとよばれる粥状性(アテローム)病変があるかどうか、狭窄や閉塞があるかどうかを見る検査です。
IMT(内中膜複合体の厚み)を測定して、一定の値を超える場合は動脈硬化あるいは何らかの危険因子が反映していると推測されます。

心エコー検査

心エコー(超音波)検査とは人の耳には聞こえない“音”を心臓に向けて発し、はね返ってきた信号を集めて画像にしたものです。 非観血的検査と呼ばれ、痛くない検査の代表です。血流をカラー表示し、流れや量も計測できます。
心臓は全身に血液をおくるポンプのようなものでそのポンプとしての動き具合(収縮・拡張)や心臓の大きさや壁の厚さを評価したりするための検査です。
検査時間は一般的には20~30分程度です。

トレッドミル(負荷心電図検査)

脳波検査

頭に電極をつけ、脳からの電気的活動を波形として記録します。てんかん、脳挫傷、脳血管障害など脳の働き具合を調べます。

筋電図検査・誘発電位検査

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