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高松市立みんなの病院

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診療情報

当院「消化器内科」について

地域の皆さんの消化器がんの早期発見・治療のため、積極的に内視鏡検査を行っています。
早期胃がん・早期大腸がん・食道がんは内視鏡での切除治療を、また急性腹症や進行がんなどは、早く確実な手術が行えるよう消化器外科と連携して診療しています。
消化器がんの化学療法や放射線治療、緩和内視鏡治療も、疾患や状態に応じて積極的に行っています。

学会認定施設

日本内科学会専門研修プログラム研修施設
日本消化器病学会認定施設
日本消化器内視鏡学会専門医制度指導施設
日本肝臓病学会認定施設

外来担当表
令和6年度最新版
診 療 科
消化器内科 午前 平尾 章博 北村 晋志 八木 麻衣 平尾 章博 徳島大学特任教授 佐藤 康史
高橋 叡
午後
(13~15時)
要問い合わせ 田中 育太 要問い合わせ 六車 直樹 要問い合わせ

【受付時間は次のとおりです】
新患の方:午前8時~11時、午後1時~3時
再来の方:午前8時~11時30分、午後1時~3時

対象疾患

消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸) および 肝・胆・膵(肝臓、胆管胆嚢、膵臓)の疾患

診療内容(外来)

内視鏡室は2室あります。
LUCERA ELITE等の最新型電子内視鏡システム及び経鼻内視鏡、超音波内視鏡等を導入し、質の高い医療を目指しています。
内視鏡学会指導施設として必要な処置は、基本的にすべて施行可能です。

胃内視鏡検査・腹部超音波検査を希望される患者さんへ

当日11時までに消化器外来を受診してください。
(体調や検査の混雑状況によっては、来院当日・午前に検査できない場合もあります)

  • 検査当日はお茶や水など透明の液体は飲んでもかまいません。固形物やコーヒなど色のついている飲料は不可です。
  • 血圧の薬は検査当日も服用してください。
  • 抗血小板薬(血液をさらさらにする薬)を服用している場合はご相談ください。

◎紹介の患者さんはかかりつけ医からのFAX予約が可能です。予め地域医療連携室へご連絡ください。

 

上部消化管内視鏡検査・治療

胃の痛み、胃のもたれ、胸焼け、黒色便、胃潰瘍や食道炎の症状・既往のある患者さん、胃透視(バリウム検査)で異常を指摘された患者さんの検査です。
胃内視鏡検診・精密検査、食道がん・胃がんの内視鏡的切除、胃十二指腸潰瘍・食道静脈瘤など緊急の消化管出血の治療を行っています。
早期胃がん・食道がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を積極的に施行しています。これまでの方法より安全で確実ながんの切除が可能になりました。最新型ハイビジョン内視鏡や特殊光(NBI)による拡大観察を導入し、より細かな観察が可能になりました。

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)とは
お腹を切らずに早期がんを内視鏡で切除します。

 

 

 

 

 

経鼻内視鏡検査

嘔吐反射の強い方は鼻からの胃内視鏡検査が可能です。
細い内視鏡(5mm)を鼻から挿入するため、嘔吐反射などの苦痛が軽減されます。
ただし精密検査や治療内視鏡には、口からのハイビジョン内視鏡での検査が必要です。

 

 

 

 

 

下部消化管内視鏡検査・治療

便に血が混じる、検診で便潜血を指摘された患者さんの精密検査です。
前日夜及び当日に下剤を服用し、肛門から内視鏡を挿入してポリープの有無など検索します。
大腸腫瘍に対するポリープ切除や、内視鏡的粘膜切除術(EMR)を施行しています。
また最新型Hi-visionカメラによる拡大観察も導入しています。
希望される方には鎮痛剤・鎮静剤を使用し、苦痛の少ない快適な内視鏡検査を目指しています。

 

 

 

 

 

 

胆膵内視鏡検査・治療 (ERCP)

胆石や腫瘍により体が黄色くなり(黄疸)、痛み 発熱を伴う患者さんの治療です。
総胆管結石に対する内視鏡的乳頭括約筋切開術、結石砕石術、胆道悪性狭窄に対するステント留置術を中心に治療しています。

超音波内視鏡下穿刺吸引生検(EUS-FNA)

膵臓がんや粘膜下腫瘍、リンパ節腫大を認める患者さんの精密検査です。
超音波内視鏡を使用して、消化管の外側の腫瘍の生検診断を行います。

超音波内視鏡ガイド下腹腔神経叢破壊術(EUS-CPN)

膵臓がん等の腹部がん性疼痛に対する治療です。
内視鏡下に腹腔神経そうという腹部の神経の塊に対し、エタノールを注射してブロックすることで痛みを軽減します。

肝臓領域の治療

B型肝炎、C型肝炎、肝硬変、自己免疫性肝炎などの肝障害のある患者さんの治療です。
慢性肝炎に対するインターフェロン療法を施行しています。
肝細胞癌に対する肝動脈塞栓術(TAE)、経皮的エタノール注入療法(PEIT)、ラジオ波治療(RFA)等を行っています。肝細胞癌に対する治療は、消化器外科と総合的に行っています。

炎症性腸疾患の治療

クローン病、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患に対する治療です。
免疫抑制剤・ステロイド・レミケードなどの生物製剤の投与、LCAP(白血球を血液から除去する治療)療法を施行しています。

その他の治療

腸閉塞に対するチューブ挿入術、胆嚢炎に対する経皮的ドレナージ術、閉塞性黄疸に対する経皮的ドレナージ術など施行しています。

 

診療内容(病棟)

専門医を中心に担当医師となり、さらに学生の指導・消化器分野を主とするレジデントや臨床研修医についても指導を行っています。

 

診療実績
検査・処置数 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
上部消化管内視鏡検査 2,687 3,045 2,891 2,673 2,548
下部消化管内視鏡検査 633 803 709 765 744
ERCP(胆膵内視鏡治療) 107 115 133 140 133
EMR(内視鏡的粘膜切除) 101 133 202 256 268
ESD(内視鏡的粘膜下層切開剥離) 17 36 34 25 23
合計 3,545 4,132 3,969 3,859 3,716

また徳島大学消化器内科と連携し、毎週水曜日に指導医師の派遣を受け、最新の医療を行っています。

臨床研修希望の方へ

当院は内科学会の研修施設であり、また主要な消化器関連学会の指導施設です。
したがって早期に専門医を取得することが可能です。
また内視鏡手技に関してはスタッフ全員が専門医であり、比較的早期から実施することが可能です。

地域の医療機関の皆さまへ

地域医療連携だより『消化器内科』紹介/2022年3月号〈第22号〉
※掲載当時の内容です。

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