消化管造影検査
消化管は上部消化管と下部消化管とに大別されます。
上部消化管造影検査とはいわゆる胃透視のことと考えて良い検査です。バリウムをのんだ後に、胃をガスで膨らませるために発泡散をのみます。体を何度も回転し胃の壁にバリウムを付着させて写真を撮ってゆきます。最後に胃・十二指腸を圧迫して撮影を行い、検査は終了します。
下部消化管造影検査とは大腸をみる透視検査です。検査は肛門に管をいれ、バリウムと空気を入れます。体を回転させて大腸の壁にバリウムを付着させ、写真を撮ってゆきます。必要に応じて圧迫をしながら撮影を行います。
上部下部消化管造影検査は、どちらも主として隆起や陥凹を見つける検査です。ですから異常所見が認められれば内視鏡検査を受けていただき、病気の有無を確認します。
上部消化管造影検査では、前日夜9時以降は飲んだり食べたりを控えてください。下部消化管造影検査では、前日から検査食を食べ下剤をのみ、大腸内をきれいにします。ご協力をお願いします。