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高松市立みんなの病院

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院長挨拶

 高松市立みんなの病院と改称し、仏生山町に新築移転して早6年が経過しました。これまで高松市南部における地域医療の拠点病院として、専門医療を担うとともに救急医療の提供に努めてまいりました。おかげさまで多くの方々にご利用いただき、地域における各医療機関との連携体制も構築されてきたと考えております。救急車受け入れ台数が増え続けていることからも、当地で急性期医療を担う当院の役割は今後ますます重要になっていると感じています。

 一方、この数年間の大きなできごとであった新型コロナウイルス感染症につきましては、高松市におけるパンデミック期におきましても一般診療を維持しながら、コロナ感染症のニーズに対応できるよう努めてまいりました。ワクチン接種なども含めて、当地域において一定の役割を果たすことができたものと考えておりますが、今後も感染症対策は地域医療の要であると認識し、引き続き関係機関と協力しながら注力してまいりたいと存じます。

 また、当院ではPET-CTや手術支援ロボットのダヴィンチ、放射線治療装置など医療設備・機器を配備するとともに、がんで受診される方々を専門的かつ総合的に診療できるよう各診療領域に専門医を配置しています。さらに、令和6年4月1日付で香川県がん診療連携協力病院の指定を受けることとなりました。高齢化社会を迎えていることもあり、がんが死亡原因の上位を占めていますが、診断技術や治療薬、手術の進歩などにより、生命予後は大きく改善しています。今後も皆様に安心かつ適切ながん医療を提供できるよう体制の充実化に努めてまいります。

 近年では自然災害が増加しています。従来は地震を中心に考えられていましたが、台風などによる水害を含む幅広い災害への対応が災害拠点病院である当院に求められていることを強く実感しているところです。平常時はもちろんのこと、有事の際にも当院が地域社会へ果たすための使命を十分に認識したうえで、取り組みを継続してまいる所存です。これからも皆様方に信頼される病院づくりをめざしてまいりますので、引き続きご指導、ご支援をどうかよろしくお願い申し上げます。

令和6年12月1日

高松市立みんなの病院院長 六車直樹

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