排泄ケアチームとは

入院患者さんの排尿自立は、退院後の生活に大きく影響し、生活の質にも影響を与えます。
当院では2018年に、患者さんの排尿管理に関するより良い介入ができるように、排泄ケアチームを立ち上げました。
尿道留意カテーテルの早期技法により、尿路感染の防止とともに、排尿自立に導くことで患者さんのADLの維持や向上につなげていくことを目標としています。

チームメンバー

泌尿器科医師、外科医師・看護師・理学療法士・薬剤師で構成されています。様々な視点から排尿自立に向けて意見交換を行い、患者さんそれぞれにあった包括ようろ的な排尿ケアを提供できるように活動しています。

対象の患者さん

①尿道カテーテル抜去後に、尿失禁、尿閉等の下部尿路機能障害の症状を有する方
②尿道カテーテル留意中の患者さんであって、尿道カテーテル抜去後に下部尿路機能障害を生ずると見込まれる方

活動内容

週１回の排泄ケアラウンド、月１回のチーム会を実施しています。

■排泄ケアラウンド
ラウンド日は、排尿計画書をもとに、患者さんの排泄に対しての思い、排尿状況、日常生活動作等を観察したうえで、患者さんに合った排尿自立への介入計画を立案します。立案した内容は病棟看護師にフィードバックし情報共有します。

■チーム会
チーム会では、介入患者・残尿測定件数の報告・症例検討・リンクナース同士の情報共有等を行っています。